アニメ「PSYCHO-PASS」に登場する銃を再現しました。人の潜在的な犯罪傾向を測定し、潜在犯を捕まえるための銃です。できる限り忠実に原作を再現しました。
せっかく何かを作るならアニメに出てくるものを再現したいと思ったのがきっかけです。いくつか案があった中で、この銃を作るにはハード・ソフト両方の知識が要求され、学科で学んだ内容がちょうど良いレベルで活かせると考え決めました。
一般的なロボット制作や電子工作と違いアニメの再現のため、外形が決まっているところから、中にうまくモジュールを入れていくのに最も苦労しました。また、忠実に再現するために、スピーカーや変形機構(変形して形を変えるのがこの銃の特徴です)だけでなく、電飾や指紋センサーなどを入れたことが工夫点です。銃内部のスペースが小さいのもあり、制御基盤を自作したのも見てほしいポイントです。
ハードの面では、CAD演習や電子工作演習、ソフトの面では機械学習のプログラミングや、マイコン制御の演習が役立ちました。自主プロは演習以上の応用的な内容になりましたが、授業や演習で学んだ基礎があったからこそ完成できたと思います。
ハードもソフトも学べるところが強みです。僕はもともとソフトが好きで、ハードにはあまり興味がなかったのですが、学科で学ぶことでハードの面白さにも気づきました。また、研究室だと生物系の分野も扱っており、ソフトとハードの知識を使って生物の研究をできるのも魅力です!
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